ブレーキキャリパーのオーバーホールをしてみました。でも7月頃の話なんですが、、、
キャリパーはNC30、ホンダのVFR400だったかな?現在Nプロジェクトのキャリパーアダプターなるもので装着しています。
他にはNSR250Rのものなども装着できるようで、実は94’NSR250Rのも装着できるっぽいです。
今回はオークションにてゲットした中古の物で、汚れも少なくそのまま使っていましたが精神衛生上どうしてもオーバーホールしたかったので実施いたしました。
必要な工具
12mm、13mmボックスorメガネレンチ
13mmレンチ
5mm六角レンチ
ヘックススロープ12mm
バイス
オーバーホールに必要な物
キャリパーのシール
ブレーキフルード
あると便利な物
注射器とチューブ
空気入れ
安全ピンと爪楊枝、綿棒
水を通さない手袋
耐水ペーパー、ピカールなど研磨する奴
ティッシュたくさん
蚊取り線香
はじめにブレーキキャリパーを外します。
フォーク側のネジが12mm、サポート・キャリパー側が13mmになっています。
この時に5mm六角レンチでパッドピンを抜きパッドも取り出しておきましょう。
そして中に厚さ5mmくらいの板があればはさんで置いてブレーキレバーをニギニギしましょう。なければレンチなどを挟めば好さそう。
これはピストンを出す作業ですね。
今回はキャリパーからホースを外した段階で気づき空気入れを使う羽目になりました。空気入れを使うと微調整が効かないので注意しましょう。
こんな感じで。作業中に気づくと思いますが、ピストンはきちんと同時に動かないと思います。1個が勢いよく飛び出すけど他のが全然動いてくれないとか。だから真中にレンチなどを挟んで他の動きの悪いピストンもしっかりと出してあげましょう。
次に(いよいよ?)キャリパーの分解に入ります。
特殊なネジで対応するボックスを探すのに苦労しました。何件かホームセンターまわってここにもないかなと思ったら片隅に置かれてたり(笑
それにしてもかなり傷が付いてますが気にせずに。バイスで噛んでピストンを戻したわけではありません(滝汗
298円でした。想像してたよりも安いもんです(笑
キャリパーの分解時はブレーキフルードが垂れてくるので手袋をした方がいいです!以前素手でブレーキフルードを使った作業をしてたらかなり指が痛くなりました(汗
なので必ずつけるようにしましょう。ちなみにバイト先から何枚かもらってきました(・∀・)
キャリパーにもいろいろあって2分割できないキャリパーもあるようです。オーバーホールするのに分割できないとなるとそーとー大変ですね。
2分割したら今度はピストンを引き抜きましょう。正直いってかなり手ごわいです。専用のピストンプーラーがあればいいのですが、そんなの持っていないため禁断のバイスを使用しました。
ピストンに布を被せてバイスで噛みます。そしてクネクネしながら引っ張ると徐々に抜けてきます。で、案の定ピストンに傷が付きました(滝汗
ここまで来たらあとは軽く掃除してシール取り替えてUターンです。
シールは再利用はしないので安全ピンで刺したら抜き取りやすいです。オイルシール、ダストシール合計16枚抜き取ります。
全部抜きとったら一度溝を確認しましょう。十中八九黒い変な奴がこびりついているはず。しかも硬いorz
今回は安全ピン、爪楊枝、綿棒を駆使して出来るだけ取り除きました。
この時に溝を傷つけないように気をつけましょう。
後々思ったのですが、歯医者さんの使用する道具を駆使したら案外楽にできそうですね(・∀・)
溝を綺麗にしたら今度はシールを嵌めましょう。奥に来るのがオイルシール、手前がダストシール。確かダストシールの方が分厚くなっていたと思います。とりあえず収まるところに収まります(手抜き
シリコングリスでもいいようですが、ブレーキフルードを使用しました。満遍なく塗りつけてキャリパー本体に付けましょう。
16枚全部取り付けたら次はピストンです。
ピストンなんですが、ひどい汚れがついてたら耐水ペーパー#320あたりから汚れを落として#600、あるなら#900へと番手を上げていきましょう。仕上げにピカールなどを使用するとピカピカになって精神衛生上非常によくなるはず(笑
ピカピカに仕上げたらブレーキフルードをピストン回りと本体内部に塗り慎重に取り付けていきます。取り付ける前に本体内部にゴミがないかも確認するとよりOK
ピストンプーラーがあるのなら何度か出し入れをして馴染ませておくのもいいんじゃないでしょうか。
あとはテキパキと組み付けてエア抜きも終えモミ出しをしてみましょう(一気に飛びました笑
作業が上手くいってたらピストンは指の力でも押し戻すことができます!これができた時はきっと感動してます(笑
非常に手のかかる作業ではありますがブレーキは乗り物の三要素の走る、曲がる、止まるの重要な部分です。ですので丁寧にやりましょう。もし自信がなければバイク屋に頼みましょう!もし身近に経験者がいるのならその人に手伝ってもらいましょう!!
さて、作業後はというと、ぶっちゃけた所特に感想なし(・∀・)
ただ心なしか扱いやすさは増したかなーとかです。もともとそれほどブレーキとしての機能はしっかりしてたんだろうし乗り手にもよるものだろーし、、、
とりあえず、やって損はない作業なのかもしれません!
以上、ブレーキキャリパーのオーバーホールでした